22歳の男の濁った目

汚れた目から世界を見てます。

会話のイニシアチブ

久しぶりに会話のイニシアチブを終始握られた。


世界を何も知らないと打ちのめされた。


大学のアラビア語の教授と久々に会った。


その人は女性なんだけれど、

大学生の時から1人でチュニジアに行って

国立図書館で勉強するような人だった。



森美術館のカフェに行くと

高2の娘さんも来ていて紹介された。


この時点で若干イニシアチブの雲行きは怪しかったわけだが


あんたはいつまで日本にいるの?

から始まり

あんたはレイプされる心配もないから1人で3カ月でも4カ月でも渡り歩きなさいと言われ


あんた男の世界で生き抜くのは上手いかもしれないけどパートナーって大切よと言われ


アムステルダムの娼婦は国の検査を受けてるから公務員みたいなものだからアムステルダム行きなさいと言われ


インドでもなんでも注射は痕が残るし、ダメよ

と言われ


それをこの謎の3人のテーブルで聞き続けた僕は久しぶりに会話のキャッチボールの完全なキャッチャーとなった。


ボールポゼッション的にはベルギー対日本を彷彿とさせた。


とにかく理解が追いつかない状況に久しぶりに置かれた。


最後にこれ私が1番好きなとこのハンカチあなたにプレゼントとハンカチを貰い

花を見たら涙が出てきちゃった

そういうノーブルな男になりなさいと

言われ別れたのだが

なんの比喩なのかすら分からなかった。

浅いようで深いようで多分浅い。


しっかりとハンカチを持って、現代美術を鑑賞しても涙は流れなかった。


はるかぜちゃんじゃないから理解が追いつかないと泣けないタイプなんです。


花を見てたら涙が出ちゃうって

もしかして

花粉症のこと言ってたのかな

俺ブタクサだから花じゃなぁ…